とわだしんの「勝手にしん提案!」

楽しくなければブログじゃないじゃん!

「タイ〜仏の国の輝き〜」(於:東京国立博物館)に行ってきた

こんばんとわだ!

 

金曜日で夜間開館だったこともあり、前回の国立科学博物館での「深海展」を見終わった後に、東京国立博物館の「タイ〜仏の国の輝き〜」も同時に見てきました。

 

上野公園のインフォメーションボードやチケットの絵を見て、「はぁー!タイってきらびやか!金ぴかりん!」ってイメージを持って行きました。

 

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時間があったのでせっかくだからと入ったのですが、前半は石像とか赤土?の像の展示。東洋の美術はよく分からないとわだしん、この展覧会のきらびやかなイメージを覆されます…笑

 

高校時代仏像の名前を覚えるのが本当に苦痛で、日本史を切り捨てたことを思い出す始末…法隆寺金堂釈迦三尊像とか、興福寺仏頭とかなんとか覚えたなぁ…

文化史と江戸時代に本当に興味がなくて、日本史を選択したのが今でも謎です…勉強できなかったなぁ…

 

そんな僕は仏像たちを前に、若干のテンサゲ気味でぼーっと鑑賞。

 

そういえば途中に象さんの巨大な模型があったな…笑 それがいちばん印象に残りました。だったら近くの上野動物園にでも行ってろ!って声が聞こえてきそうですが…笑

 

やはり大きさ的にも、ラーマ2世王作の大扉」がみどころなのはないでしょうか。ワットスタットという、たいそう立派な寺院の扉だそうです。パッとこない!

 

前回のテレ東の「美の巨人たち」で、輸送風景が紹介されていましたね。

 

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結局グッズも買わずじまいでした。大きく黒い仏像(おそらく仏陀遊行像)の写ったクリアファイルがあったのですが、そんなに好きではない仏像がでかでかと載っているところで、買う気にはなれませんでした!クレカは使えません。

 

点数的にも、かなりの像がきていたと思います。僕はあまり仏教のことが分からないのですが、仏像や法輪好きなら絶対に絶対に!たまらないと思います。

 

思ったより金ぴかりんなイメージではなかったです!

 

あと、昔タイに存在した国の説明(ドヴァーラヴァティーやらシュリーヴィジャヤ)の説明や地図は面白かったです。

 

タイのお坊さんにお供えする食事セットのサンプルとかも置いてあり、タイの文化についての見聞は深まると思います。

 

カオマンガイとかパクチーとか大好きな食べ物があるのでタイ行ってみタイー!なんて思ってはいましたが、見るものが仏像とか寺院だけならキツイなと思ってしまいました!あくまでも個人的感想です!

 

だったらポル・ポト(人間の負の遺産みたいなのは好き)のいたカンボジアとか、フランス植民地だったベトナムに行きたいな!

 

仏教好きな方は、ぜひ足を運んで見てください。僕が分からなかっただけで、貴重な仏像がたくさんありますよ!

 

トーハクのホームページにみどころがバッチリ紹介されているので、目を通してみてください!(http://www.tnm.jp)

 

それでは!

 

「深海 2017」(於:国立科学博物館)に行ってきた

こんばんとわだ!!

 

ちょうど先週の金曜日(7/21)、一週間前の夕方あたりに、国立科学博物館であってる「深海 2017」に行ってきました。

 

国立科学博物館では金曜日の午後5時以降、「ペア得ナイト」券を販売しており、男女問わず二名で2千円の券があります。

 

一般料金が一人1600円なので、かなりお得感がありますよね!!

 

とは言え、孤独な僕は毎回キャンパスメンバーズ割引を使いますけど…

金曜夕方って意外と混まないイメージがありましたが、開始して間もないことと、メディアの紹介がすでにあったのか、かなり賑わっていました。

 

今週末の土日に行くと、かなり混んでると思われます。

 

 前回の「大英自然史博物館展」も金曜日に行きましたが、大して混んでなかった気が…

まあいずれにしろ、金曜日であれば見れないほどではないです!

 

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前半は海底の地質の展示や、発光生物の展示コーナーです。

協賛のNHKが「ディープオーシャン」という番組をやっていたみたいで、その撮影と絡めて撮られたであろう海底の映像や、生物の標本があります。

 

「もしかして生きたやつもいるのかな?」と期待してましたが、標本のみです。水族館ではなく、あくまでも博物館ということで…

 

国立科学博物館の展示は、毎回撮影可能なものが多いですね!

ビビりながら、インパクトがあった奴を何枚か撮ってきました!

 

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死んだ魚の眼とはこのことか…

たしかこいつらはサメの一種だったと思いますが…

 

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でっかいイカゲソ!うまそう!

帰りにイカゲソ唐揚げを買ったのはいうまでもありません。

全体の標本を持ってくるとえげつなくでかいイカの、手の部分?を持ってきたようです。

 

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海底生物がちょっと気持ち悪く感じる原因を、僕は突き止めました。

体が半透明な奴とか、ち◯こ的形状の奴多いからだと思います。

 

 

海底には、我々の想像できないような世界が広がっていることを感じさせられます。

 

世界で一番深いところがマリアナ海溝の約10,900m。日本最深が小笠原海溝の約9,800mとのこと。世界と日本の差が思ったより無く、日本やるやん!って思いました。

 

自分が思ってるより日本の海洋研究は進んでいるようで、後半は海洋プレートの話、石油の話や海上プラットフォーム、船の話がメインです。海洋研究開発機構(JAMSTEC)所有の船の模型や、小型潜水艦の実寸大模型があります。

 

JAXAは聞いたことがある方は多いでしょうが、宇宙と真反対の深海を研究するJAMSTECがあったなんて!めちゃくちゃカッコいい…そういえばちょっと前に新卒採用をしていた気もする…

 

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生物を求めて見にきてる方が多いようで後半は流して見てる方が多い模様。しかしメカや重工業好きからしたら、かなり見どころです!

 

震災の際、プレートの探査をするために、海上から何千メートル級の掘削機で海底を掘る作業があったそうな。

 

その掘削機の実寸大の模型があり、回転したりして仕組みを説明してました。それがすごく興味深かったけど、なぜか写真を撮り忘れる!

 

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なぜか途中にしょこたん(中川翔子さん)の絵があって笑いました。

たしかダイオウグソクムシがお好きなんでしたっけ。展示にもダイオウグソクムシの裏側の標本がありましたが、キモいのであまりマジマジとは見ませんでした!

 

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これは海底探査機のコックピットかな?なにか旅客機のコックピットに通ずるものがあって、萌えます。(旅客機好き)

 

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恒例のクリアファイルは、深海生物の写真が載ったものと、リラックマコラボのものをチョイス。

 

リラックマが好きなわけではありませんが、初めはショップにリラックマのものだけが大量に残っており、しょうがなく買いました。

 

しかし後になって3種類くらい在庫が補充されて、再び購入。

品薄商法に乗せられました。

 

握ると魚の目が飛び出すキーホルダーも欲しかったけど、つける場所もないので断念。グソクムシグッズもありましたよ。

 

海にまつわる幅広い展示があり、かなり盛り沢山な内容の展覧会で大満足でした。

 

なかなか話題を呼んでいる展覧会のようなので、ぜひ皆様も行ってみてください!

 

「ジャコメッティ展」(於:国立新美術館)に行ってきた

こんばんとわだ!

 

僕は絵画は好きなのですが、彫刻にあまり興味をもてないということを、国立西洋美術館の常設展で感じていました。

ロダンの作品を目の前にしても、「・・・。」って感じだったんです。(感受性の欠落)

 

そんなこともあって、なんとなく敬遠していた「ジャコメッティ展」に先日行ってきました!

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木曜の夕方だったので、かなり空いており、存分に作品を鑑賞できましたよ!

結論から言うと、やはり彫刻の楽しみ方がよく分からなかったのですが、僕の大好きなパリとジャコメッティは大変ゆかりがあることを知り、展覧会自体はとても楽しめました!

 

ジャコメッティはスイスのド田舎(展覧会序盤の映像コーナーで、故郷の風景が映る)に生まれ、画家であった父ジョヴァンニの傍ら制作を行っていました。

絵で人を表現することに葛藤したジャコメッティは、彫刻なら見たままの人間を投影できるのでは?と、人物モチーフの彫刻に没頭していったみたいです。(違ったらすみません)

 

デッサン等の習作を含め、さまざまなジャコメッティ作品が見られます。

 

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やはり見どころは、2010年にオークションで6500万1250ポンド(約94億円)値が付いた「歩く男」じゃないでしょうか。

 

世界に何点かあるらしいので落札されたそれと全く同じではないと思いますが・・・

 

94億って誰が何のために買うねん!って思いましたが、最近ZOZOの社長が123億?とかで絵画を買われたニュースがありましたね・・・笑

 

ジャコメッティはパリのマンドロン通り(モンパルナスの南側らしい)にアトリエを構えていたらしいのですが、彫刻以外にも、そのアトリエから見た景色の絵などもありました。ジャコメッティの絵画は、個人的には結構見どころでした!

美術に関するボキャが貧なのでなんと言えばいいかわかりませんが、あまり明るくない感じで、「陰」な雰囲気がよかったです。

 

また、ジャコメッティは親交のあった日本の評論家、矢内原伊作氏をモデルにした彫刻や絵画の習作を残していますが、ちゃんと東洋人の顔を忠実に再現できるのは地味にすごいと思います。笑

 

僕はパリのテアトル広場の画家に、50ユーロで似顔絵を描いてもらったことがあります。しかし西洋人からすると一重の顔平たい族を見慣れていないようで、ゴリゴリ二重の掘り深イケメンに描かれてしまいました。一番写実的に描いてくれそうな人を選んだのに・・・笑

 

当たり前ですが、ジャコメッティすごいです!!

 

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ショップではお決まりのクリアファイルをゲット!

最近かなり調子のよいペースで展覧会に行っているため、コレクションがかなり増えてます。

他の展覧会の適当レポートも近日中に複数公開できそうなので、期待しててください!

 

彫刻がよく分からなくても、フランス好きにはおすすめ!

楽しいジャコメッティ展でした!

 

 

new-towada.hatenablog.com

 

某公共放送局で一蹴された企画を供養する回

こんばんとわだ!

美術好きの皆様には、NHKの『日曜美術館』や、『びじゅチューン!』『額縁をくぐって物語の中へ』を楽しみに観ている方もおられるかと思います。

 

僕はその中でも、『額縁をくぐって物語の中へ』が大好きです。

 

ふせえりさんのオーバーリアクション気味な演技が、たまらなく好きです(笑)

 

また、名画をフルアニメーション化して動かしてしまうというのも、制作費に余裕のある公共放送ならではの発想ではないでしょうか?

 

基本的に画家ゆかりの地や美術館をめぐるだけの構成の、『美の巨人たち』『ぶらぶら美術・博物館』といった民放番組とは一線を画してますよね。全部大好きですけどね!

 

そんなこともあり、NHKの職員採用面接には僕も美術番組の企画書を持って行きました。面接は見事に散ったので、この場をお借りして企画を供養します。(チーン)

 

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どうでしょう、オリジナリティゼロでしょ!

 

自身が画家であるジミー大西さんのセレクト、個人的には面白いと思ったんですけどねっ!

 

あのムンク「叫び」のモチーフに話しかけるジミー大西さん、想像したら面白くないですか???どんな会話が繰り広げられるのだろう…

 

現役のディレクター曰く、「NHKは常識を打ち破っていける人材が、喉から手が出るほど欲しい」らしい…

 

じゃあこの企画は◎!と言いたいところですが、所詮元祖『額縁』のアップデートに過ぎないので、まだまだでしたね…

 

ちなみに、この前まで東京都美術館で開催されていた『バベルの塔展』の終盤にあった、フル3D化されたバベルの塔のアニメーションに着想を得た企画です。

 

あのアニメーションを制作したのは、東京藝大COIという研究拠点の皆様。名画中の人々が動き出すのには、本当に感動しました。素晴らしいです。

 

もし、万が一、「この番組見たい!」と思ってくださった方がいたら、NHKに要望を出して見てください!

この企画書のPDFをお送りします(笑)

 

それでは!

 

 

関東一の秘境!?恋人の聖地「横須賀美術館」に1人で行ってきた

こんばんとわだ!

7/10(月)朝、展覧会情報サイト『Artscape』を見ながら、「グッとくる特設展が無いなぁ」とふと窓に目をやると…

外はピーカン晴れ。そして平日。これは美術館日和!そこで、とわだは思いつきました。

 

今日こそ横須賀美術館に行く!!!

 

いつか何かの本で見た夜景にひとめぼれし、夢にまで見た横須賀美術館

 

今日はとうとう行って参りました!

 

この横須賀美術館、「秘境」とか「穴場」とか言われているのですが、それには訳があります。

 

とにかくクソ遠い!

 

京急の馬堀海岸、もしくはペリーの浦賀という駅が最寄りなのですが、そこからさらにバスorタクシーで行かなければなりません!

(↓の電車マークの辺りが最寄り、☆マークの辺りが美術館)

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ただでさえ最寄り駅まで行くのも一苦労なのに、「観音崎」という岬まで行かなきゃいけない…

 

品川駅から約1時間で、京急線馬堀海岸駅に到着。13:00位には家を出たはずですが、馬堀海岸に着いたのは14:30位になってしまいました。

 

しかし貧困マンの僕、バス代をケチって徒歩で行くことを決意。

思ったよりも田舎な駅周辺に、少し不安を覚えつつもスタート。

 

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一応、横須賀美術館公式ホームページのアクセス案内にも、「徒歩で海岸線をのんびり小1時間プチウォーキング♪」的な感じで、徒歩で行く人用の地図が載せてあります。国道16号という海岸沿いの道を東に道なりに進むだけですので、シンプルです!

 

ただ、先に言っておくと徒歩はあまりオススメしません(笑)

 

かなりアップダウンの激しい道が続き、体力がどんどん奪われていきます。

 

「のんびりお散歩デート♡」なんて彼女を引き連れて徒歩を選んだときには、ブチギレられること必至です。これはお散歩ではなく、もはや軽い登山!

 

実際、ランナーやロードバイカーの人ばかりで、僕みたいにTシャツでほっつき歩いてるアホはいませんでした。上半身裸のガチムチ外国人が猛追してきたときは焦りました。

 

デートではおとなしくバスに乗りましょう〜!

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とはいえ今回は野郎一人。港町を抜け、黙々と坂を登り続け、気づけばこんな高台に。素晴らしいお天気!ニューバランス1400を履いてきて良かった〜!

 

かなりの早歩きで、40分くらい経った頃でしょうか。遂に!遂に!夢にまで見たあいつが姿を表しました!

 

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はぁー美しい〜!

もっとモダンモダンしているのかと思ったら、緑に溶け込んでいる…

 

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福生市庁舎や公立はこだて未来大学も手がけた建築家、山本理顕氏の作品です。素敵で偉大な建築家さんですね!

 

一眼レフを持ってない自分に怒りたい…

 

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特設展では、「美術でめぐる 日本の海」を開催中。

この特設展も素晴らしかったです。に始まり油絵、くじら型の玩具、法被、屏風、大漁旗などなど…「海」にまつわる日本作家のアートが、ジャンルを問わず集められています!

 

とわだ的オススメ鑑賞ポイント!

 

冨嶽三十六景、冨士三十六景など、葛飾北斎歌川広重といった名だたる画家の作品!

 

サントリートリスウイスキーのイラストで有名な、柳原良平氏の作品!

 

☆展覧会のために作られた大漁旗と、その歴史!

 

展示室に入ってすぐにある作品は、冨嶽三十六景や冨士三十六景といった超名作。「ヒロシゲブルー」を至近距離で見られるのは、貴重な機会かもしれません。

 

そして、僕が今回最も気に入ったのが、トリスウィスキーのダンディなキャラクターでおなじみ、柳原良平氏の船に関する作品。

 

柳原良平氏は船がお好きで、かわいらしいキャラクター以外にも、実在の船をモチーフにした切り絵を制作しています。サントリーの他に、日本郵船のポスターを手掛けていらっしゃったり。貨客線のみならずばら積み船の断面の絵などもあり、柳原氏の船愛をひしひしと感じられます。

 

そう、何がびっくりしたかって、柳原氏の絵をよく見ると切り絵なんです。人の顔などのディティールはインクで描かれており、切り絵と手描きの雰囲気が妙にマッチして暖かい作風になってます。

きっとあなたも、柳原良平氏の虜

 

そして、展の締めくくりは大漁旗コーナー!三富染物店という、天保4年創業の由緒正しい大漁旗工房が、今回の展覧会のために巨大大漁旗を製作。圧巻です。

こちらはエントランスにあった、撮影可能な大漁旗

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展覧会鑑賞後は、館内を探検…

 

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館内の螺旋階段で、屋上へ。

 

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いよいよ来ました…

横須賀美術館名物、屋上からのオーシャンビュー!!!!!

 

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晴れの日に来たかった最大の理由が、この屋上からの景色です。淀みない空の色が伝わるでしょうか?

いろんな角度から撮りまくります(笑)

 

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海にはばら積み船、タンカー、貨客線と様々な船が航行しており、無料の望遠鏡で観察することもできます。

横須賀とだけあって、運が良いと軍艦も見られるようです。

 

いや〜さすが恋人の聖地!美しいの一言!

 

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自然を満喫し地上階に降りると、より身近に海を感じられる絶景が…

 

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このエントランスの外に、ミュージアムショップとレストランがあります。

 

ミュージアムショップに特設展のクリアファイルが無かったのですが、なかなか手に入らないという柳原良平氏の作品集『月刊 たくさんのふしぎ 2014年4月号 貨物船のはなし』を買いました。

 

売り場のポップに「この展限定で再入荷!貴重!」とあり半信半疑でしたが、Amazonで確認すると、なんとマーケットプレイスで倍の値段がついています!

 

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どうやらこの『貨物船のはなし』が、ご存命中最後の作品だったようです。(追悼作品集はそれ以降にも出ているようです。)

 

ミュージアムショップのマダムが非常に親切で、オススメの撮影スポットをたくさん教えてくださりました。

 

マダムの「今の時期、閉館の時間(18:00)でも明るいんですよ」という一言で、夜景を見ることを断念…(笑)

 

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この景色を見ながら買った本を…とも思ったのですが、帰りも歩きなのでそろそろ美術館ともお別れ。

 

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マダムの教えてくれた鉄板アートの道を通って国道に戻り、馬堀海岸駅へ…

 

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正直疲労困ぱいでしたが、途中の横須賀サンセットを見て徒歩も捨てたもんじゃないなと感動しました。バスじゃ写真には撮れませんもんね!

 

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品川から一本で行ける場所とは思えない、都会の喧騒とは程遠い空間。まさに秘境美術館でした。

 

身近にあるようで遠い存在の海、空、船がもつ、独特の輝きに気づくことができました。

 

一人で行っても誰かと行っても、きっと日ごろのストレスを癒してくれるに違いありません!

 

ぜひ、週末の遠出に、横須賀美術館をご検討してみてください。

 

 

横須賀美術館ホームページ

http://www.yokosuka-moa.jp/

 

 

「アルチンボルド展」(於:国立西洋美術館)に行ってきた

おはとわだ!

 

上野の国立西洋美術館では、6/20〜9/24の間、「アルチンボルド展」が開催されています。

会期3日目の6/23(金)に行ってまいりました!

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とわだ的には4月に行った、「シャセリオー展」ぶりの国立西洋美術館。「世界遺産おめでとう!!!」ムードは、以前よりも少し落ち着いてますね!(笑)。

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地下のロビーへ降りると、連作『四季』のうちの一つ、『冬』がお出迎えしてくれます。ロビーでは来場者をアルチンボルドナイズしてくれるという、インスタレーションがありました!オモロイやん!

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さっそく展示室に入場です。

ちなみに、アルチンボルドの代表作『四季』四作がそろう展覧会は、国内初だそうです。そして同じく大作である『四大元素』という連作のうち、『火』と『大気』は6/23から公開だったらしい!

なんだかラッキーでした!!

 

金曜ということもあり混雑が不安でしたが、まだ会期3日目。作品を間近で見られる余裕がありました。

 

調べたところ7/6、NHKアルチンボルドの特番が放送されるようなので、それ以前が狙い目です!

 

ここで

とわだ的に気になった鑑賞ポイント!

☆なんといっても、ディテール。「この発想はなかった!」というモノの使い方!

 

アルチンボルドと他の追随者の作品のクオリティの違い!

 

☆後半につれて無理くり顔に見せた感が出てくる、アルチンボルド本人の作品たち!(笑)

 

 

僕が特に気に入ったのは、『春』 という作品です。

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一見鮮やかでいかにも春!!なんですが、歯をよーく見ると、うなだれて朽ちた灰色の花に見えるんですよね。(写真だと分かりづらい)

 

そして、展の中では「アルチンボルドの追随者たち」の絵も紹介されていますが、やはりクオリティが本家に比べると「???」な面があって、見どころです

(笑)

アルチンボルドは人の服までしっかりとモノの組み合わせで描いてますが、追随者たちの絵は「いやもう服なんて普通の布でええやろ!」的ノリで描かれてます。

 

しかし展の後半にもなると、アルチンボルド作品からは「何が何でもモノの組み合わせで描きたいんじゃ!」という執念を感じます。

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(↑『司書』という作品。アルチンボルドの作品には同じように職業人を描いたシリーズがあるが、その職業への皮肉の意味も込められているらしい。頭どないなってんねん!)

 

一緒に展へ行っていた友人曰く、「1つ1つのモノが静物画として取り出しても綺麗で、それを組み合わせて大作になるのが素人目にも分かりやすく、面白い。」とレビューしていました。

友人の方が良いこと言ってるやんけ!

 

 

グッズ売り場もバッチリ視察してきました。アルチンボルドということで、食べ物が充実していました。かりんとうやドライフルーツなど。

その他は図録、絵葉書、トランプやタオルハンカチなどなど。すべてアルチンボルドの絵モチーフでカラフル、可愛い!

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 今回の展では、『春』のクリアファイルだけ買いました。全2種類。あと一種類はグリーンで、『冬』モチーフのものだったと記憶してます。税別か税込みかは忘れましたが、380円だった気がする。良心的!

 

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同時にル・コルビュジエ国立西洋美術館を設計した際の構想を紹介する、「ル・コルビュジエの芸術空間」という展も開催されてます。来客の動線の想定や庭園のイメージなどが、コルビュジエの描いた設計図付きで紹介されており、建築好きにはオススメです!

 

 国立西洋美術館では企画展の料金のみで、モネやピカソロダン作品のある常設展も見られるので、お得感ありますね!

 

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めちゃくちゃ余談ですが、上野公園では6/23〜6/25は台湾フェスをやっており、かなり賑わってました。ちゃっかり唐揚げとルーロウ飯、ビールをいただきました!

 

 「アルチンボルド展」も台湾フェスも、土日はかなりの混雑が予想されますので、お出かけの際はお気をつけて!

 

「エリック・カール展」(於:世田谷美術館)に行ってきた

こんばんとわだ!

僕は美術館に行くのが趣味です。絶賛貧困ニート中の自分にとって、

①安い!

②安いのに学割が使える !

③見聞が広がる(気がする)!

と、三拍子揃った美術鑑賞は、うってつけの趣味なんです。

 

僕、めちゃくちゃ展覧会に行ってるんです。今年に入って都内で開催された大型の特設展には、大体行ってます!(暇なだけ)

 

今日(6/17)は、「はらぺこあおむし」で有名なエリック・カール氏の原画展、「エリック・カール展」に行きました。小田急・京王ユーザーならご存知ではないでしょうか?下北の駅にデッカいポスターが貼ってありますよね。テレビでも何度か紹介されており、気になってました。

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世田谷区砧にある世田谷美術館に自宅から歩いて向かい(全く近くない。1時間半かかりました。歩くことにもハマってます。オッさんかっ!)、楽しんできました!開館は18:00(入館は17:30)までなので間に合うか不安でしたが、16:30に世田谷美術館に到着!

 

(行く途中に、声優の山寺宏一さんとすれ違った!すごくスリムだった…)

 

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オンラインチケットをクレジットカードで買っていたので、入場の待ち時間はありませんでした。おそらく当日券でも待ちません。

美術館内へ入ってすぐのところにある特設展グッズ売り場は、大混雑!土曜ということもあり、展示室も混んでるのでは…と不安でしたが、案の定混んでました!(展示室内は撮影禁止でした。多分。)

 

しかも厄介なことに、順番に並んで鑑賞する列ができてしまってるパターンでした。

美術展って、絶対並んで作品を見なければいけない!ってルールがあるわけではないんです(もちろん展覧会によりますが!)。六本木の国立新美術館なんかは列ができにくく、各々が散らばって自由に見られますよね。

今回のような展だと、作品を間近で見たい!という方は並ぶしかなく、非常に時間がかかります。「どうせあなたたちはグッズ目当てで、原画なんてどうでもいいと思ってるでしょ」なんて思う方もいるでしょうが、時間がある限り並びましょう!(笑)

 

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エリック・カールさんはドイツの大学でデザインを学びますが、当時はナチス支配下。大学で学んだ後23歳の時、自由を求め渡米します。デザイナーとして働いていた際、絵本の挿絵を担当したことから絵本作家となります。

 

僕はこの展で初めて知りましたが、彼の作品はほとんどが「コラージュ」という、切り絵のような手法で描かれてるんですよね!こういうことは、間近で見ないと分かりませんよね。

(エリックさんのコラージュについて、詳しく書かれた記事http://guide.travel.co.jp/article/25830/3/ )

 

ここでとわだのオススメ鑑賞ポイント!

はらぺこあおむし」「月曜日はなにたべる?」の表紙原画

 

スイミー」でおなじみレオ・レオニの原画!

 

人モチーフの作品たち!

 

おそらくあまり本を読む家庭に育たなかった僕でも知ってる、「はらぺこあおむし」「月曜日はなにたべる?」の表紙原画には大興奮!エリック・カールさんの歴史的瞬間を目の当たりにできた気分です。

 

また、僕が驚いたのが、同じく絵本作家のレオ・レオニさんの作品があったこと。国語の教科書でおなじみ「スイミー」の原画こそありませんでしたが、鋭角でカラフルなエリックさんの絵とはまた違うタッチのレオ・レオニ作品に、ほっこりしました。なんだか得した気分です!

 

そして、僕にとってエリックさんと言ったらあおむしやクマの絵ばかりのイメージでしたが、可愛い人物モチーフの絵に惚れました!「パパ、おつきさまとって!」のパパが、はしごを必死に登るシーンの原画が最高にキュートで印象的でした。

 

鑑賞後は混沌をかき分け、バッチリグッズ購入。六本木の某高層ビル中の美術館なんかと比べると、良心的な値段。クレカ○です。

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うん、可愛い。ぶっちゃけグッズ目当ての人の気持ちがわかります。(おいっ!)

 

ちなみに、クリアファイルだけは、どの展でも絶対に買うようにして、コレクションしてます。かなり溜まってるので、いつかご紹介したい…

 

缶バッジは、今使ってる「大英自然史博物館展」で買ったバッグに付けたらいいんじゃないかと思って買いました。 

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か、かわいいけど付けすぎ感否めない…

 

同時に開催されていた、「淀井彩子と淀井敏夫」も鑑賞してきましたが、長くなったのでまたの機会にご紹介します。

 

こちらの淀井彩子氏は、フランス政府給費奨学生に選ばれ、パリで美術を学ばれた経験があるそうです。

 

当方フランスマニアなのですが、給費奨学生になれる方は本当にエリートです…学費も生活費もタダで留学できるわけですからねっ、すごいっ!

 

 

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(砧ということで、おまけの東宝スタジオ)

 

ということで長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございます!

 

また美術展に行ったら、レビューを書けたらと思いますので、よろしくお願いします^_^