「アルチンボルド展」(於:国立西洋美術館)に行ってきた
おはとわだ!
上野の国立西洋美術館では、6/20〜9/24の間、「アルチンボルド展」が開催されています。
会期3日目の6/23(金)に行ってまいりました!
とわだ的には4月に行った、「シャセリオー展」ぶりの国立西洋美術館。「世界遺産おめでとう!!!」ムードは、以前よりも少し落ち着いてますね!(笑)。
地下のロビーへ降りると、連作『四季』のうちの一つ、『冬』がお出迎えしてくれます。ロビーでは来場者をアルチンボルドナイズしてくれるという、インスタレーションがありました!オモロイやん!
さっそく展示室に入場です。
ちなみに、アルチンボルドの代表作『四季』四作がそろう展覧会は、国内初だそうです。そして同じく大作である『四大元素』という連作のうち、『火』と『大気』は6/23から公開だったらしい!
なんだかラッキーでした!!
金曜ということもあり混雑が不安でしたが、まだ会期3日目。作品を間近で見られる余裕がありました。
調べたところ7/6、NHKでアルチンボルドの特番が放送されるようなので、それ以前が狙い目です!
ここで
とわだ的に気になった鑑賞ポイント!
☆なんといっても、ディテール。「この発想はなかった!」というモノの使い方!
☆アルチンボルドと他の追随者の作品のクオリティの違い!
☆後半につれて無理くり顔に見せた感が出てくる、アルチンボルド本人の作品たち!(笑)
僕が特に気に入ったのは、『春』 という作品です。
一見鮮やかでいかにも春!!なんですが、歯をよーく見ると、うなだれて朽ちた灰色の花に見えるんですよね。(写真だと分かりづらい)
そして、展の中では「アルチンボルドの追随者たち」の絵も紹介されていますが、やはりクオリティが本家に比べると「???」な面があって、見どころです
(笑)
アルチンボルドは人の服までしっかりとモノの組み合わせで描いてますが、追随者たちの絵は「いやもう服なんて普通の布でええやろ!」的ノリで描かれてます。
しかし展の後半にもなると、アルチンボルド作品からは「何が何でもモノの組み合わせで描きたいんじゃ!」という執念を感じます。
(↑『司書』という作品。アルチンボルドの作品には同じように職業人を描いたシリーズがあるが、その職業への皮肉の意味も込められているらしい。頭どないなってんねん!)
一緒に展へ行っていた友人曰く、「1つ1つのモノが静物画として取り出しても綺麗で、それを組み合わせて大作になるのが素人目にも分かりやすく、面白い。」とレビューしていました。
友人の方が良いこと言ってるやんけ!
グッズ売り場もバッチリ視察してきました。アルチンボルドということで、食べ物が充実していました。かりんとうやドライフルーツなど。
その他は図録、絵葉書、トランプやタオルハンカチなどなど。すべてアルチンボルドの絵モチーフでカラフル、可愛い!
今回の展では、『春』のクリアファイルだけ買いました。全2種類。あと一種類はグリーンで、『冬』モチーフのものだったと記憶してます。税別か税込みかは忘れましたが、380円だった気がする。良心的!
同時にル・コルビュジエが国立西洋美術館を設計した際の構想を紹介する、「ル・コルビュジエの芸術空間」という展も開催されてます。来客の動線の想定や庭園のイメージなどが、コルビュジエの描いた設計図付きで紹介されており、建築好きにはオススメです!
国立西洋美術館では企画展の料金のみで、モネやピカソ、ロダン作品のある常設展も見られるので、お得感ありますね!
めちゃくちゃ余談ですが、上野公園では6/23〜6/25は台湾フェスをやっており、かなり賑わってました。ちゃっかり唐揚げとルーロウ飯、ビールをいただきました!
「アルチンボルド展」も台湾フェスも、土日はかなりの混雑が予想されますので、お出かけの際はお気をつけて!