「ジャコメッティ展」(於:国立新美術館)に行ってきた
こんばんとわだ!
僕は絵画は好きなのですが、彫刻にあまり興味をもてないということを、国立西洋美術館の常設展で感じていました。
ロダンの作品を目の前にしても、「・・・。」って感じだったんです。(感受性の欠落)
そんなこともあって、なんとなく敬遠していた「ジャコメッティ展」に先日行ってきました!
木曜の夕方だったので、かなり空いており、存分に作品を鑑賞できましたよ!
結論から言うと、やはり彫刻の楽しみ方がよく分からなかったのですが、僕の大好きなパリとジャコメッティは大変ゆかりがあることを知り、展覧会自体はとても楽しめました!
ジャコメッティはスイスのド田舎(展覧会序盤の映像コーナーで、故郷の風景が映る)に生まれ、画家であった父ジョヴァンニの傍ら制作を行っていました。
絵で人を表現することに葛藤したジャコメッティは、彫刻なら見たままの人間を投影できるのでは?と、人物モチーフの彫刻に没頭していったみたいです。(違ったらすみません)
デッサン等の習作を含め、さまざまなジャコメッティ作品が見られます。
やはり見どころは、2010年にオークションで6500万1250ポンド(約94億円)値が付いた「歩く男」じゃないでしょうか。
世界に何点かあるらしいので落札されたそれと全く同じではないと思いますが・・・
94億って誰が何のために買うねん!って思いましたが、最近ZOZOの社長が123億?とかで絵画を買われたニュースがありましたね・・・笑
ジャコメッティはパリのマンドロン通り(モンパルナスの南側らしい)にアトリエを構えていたらしいのですが、彫刻以外にも、そのアトリエから見た景色の絵などもありました。ジャコメッティの絵画は、個人的には結構見どころでした!
美術に関するボキャが貧なのでなんと言えばいいかわかりませんが、あまり明るくない感じで、「陰」な雰囲気がよかったです。
また、ジャコメッティは親交のあった日本の評論家、矢内原伊作氏をモデルにした彫刻や絵画の習作を残していますが、ちゃんと東洋人の顔を忠実に再現できるのは地味にすごいと思います。笑
僕はパリのテアトル広場の画家に、50ユーロで似顔絵を描いてもらったことがあります。しかし西洋人からすると一重の顔平たい族を見慣れていないようで、ゴリゴリ二重の掘り深イケメンに描かれてしまいました。一番写実的に描いてくれそうな人を選んだのに・・・笑
当たり前ですが、ジャコメッティすごいです!!
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最近かなり調子のよいペースで展覧会に行っているため、コレクションがかなり増えてます。
他の展覧会の適当レポートも近日中に複数公開できそうなので、期待しててください!
彫刻がよく分からなくても、フランス好きにはおすすめ!
楽しいジャコメッティ展でした!