某公共放送局で一蹴された企画を供養する回
こんばんとわだ!
美術好きの皆様には、NHKの『日曜美術館』や、『びじゅチューン!』『額縁をくぐって物語の中へ』を楽しみに観ている方もおられるかと思います。
僕はその中でも、『額縁をくぐって物語の中へ』が大好きです。
ふせえりさんのオーバーリアクション気味な演技が、たまらなく好きです(笑)
また、名画をフルアニメーション化して動かしてしまうというのも、制作費に余裕のある公共放送ならではの発想ではないでしょうか?
基本的に画家ゆかりの地や美術館をめぐるだけの構成の、『美の巨人たち』『ぶらぶら美術・博物館』といった民放番組とは一線を画してますよね。全部大好きですけどね!
そんなこともあり、NHKの職員採用面接には僕も美術番組の企画書を持って行きました。面接は見事に散ったので、この場をお借りして企画を供養します。(チーン)
どうでしょう、オリジナリティゼロでしょ!
自身が画家であるジミー大西さんのセレクト、個人的には面白いと思ったんですけどねっ!
あのムンクの「叫び」のモチーフに話しかけるジミー大西さん、想像したら面白くないですか???どんな会話が繰り広げられるのだろう…
現役のディレクター曰く、「NHKは常識を打ち破っていける人材が、喉から手が出るほど欲しい」らしい…
じゃあこの企画は◎!と言いたいところですが、所詮元祖『額縁』のアップデートに過ぎないので、まだまだでしたね…
ちなみに、この前まで東京都美術館で開催されていた『バベルの塔展』の終盤にあった、フル3D化されたバベルの塔のアニメーションに着想を得た企画です。
あのアニメーションを制作したのは、東京藝大COIという研究拠点の皆様。名画中の人々が動き出すのには、本当に感動しました。素晴らしいです。
もし、万が一、「この番組見たい!」と思ってくださった方がいたら、NHKに要望を出して見てください!
この企画書のPDFをお送りします(笑)
それでは!